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格言:血は水よりも濃い。
血はここで血縁関係や遺伝的要因の強さを表しています。人間は動物ほどに血によって決定されていないとはいえ、それでもかなりの程度遺伝的な影響を受けています。それは一卵性双生児の研究からも明らかです。しかし、努力により人格を向上させることができることも確かです。血縁関係には強い絆が存在します-もっとも今ではそうした絆も失われつつあります。一方、血縁よりも強い愛も存在します。 |
格言:学びて思わざればすなわちくらし。
ことわざを学ぶ際、単にその辞書的な意味を覚えることを目標にしてはなりません。良く考えてはじめて真理の意味を体得できるのです。では、どのように考えますか。まず、それを鵜呑みにせず、その真実性ついて考えて見ましょう。ついで、自分の持っている知識と比較して、自分の考えの一部となるように理解しましょう。自分にどのように適用できるかを良く考えましょう。そして、何度も繰り返して考え、思考パターンの一部となるようにして下さい。 |
格言:死ぬ死ぬと言う者に死んだ例なし。
死ぬ死ぬという人の多くは脅しである場合が多いと言うこと。この場合、それは少しも脅しにならないということを理解するのは大切なことです。例えどんな理由があるにせよ、自殺そのものの責任は本人にあり、他の人はそのことで責任を感じる必要はありません。自殺は与えた影響以上のものなのであり、その人が自ら選んだことだからです。自殺しようとする人も関係する人もそのことを正しく理解しましょう。したがって、自殺は敗北なのです。 |
格言:大隠は市に隠る。
瞑想にふける隠者は山林にこもりがちだが、本当に悟りの境地に達したものはかえって町中に澄んでいるということ。世捨て人になることは確かに悟りを開いた人のすることではないでしょう。人生における真理の一つは人間関係を正しく評価することと関係がありに違いありません。多くの人は愛こそ人生の意味を解き明かすカギを考えています。では、身近な人間関係を大切にするこから始めましょう。 |
格言:立っている者は親でも使え。
「垢も身のうち」これらは言い訳として使われることわざ。昔からの格言も良く考えないと、正しいものと思いこんでしまう危険性があります。「昔からのことわざに偽りなし」とはあてになりません。良く吟味して言い訳のために用いないようにしましょう。 |
格言:すべての道はローマに通ず?
真理は一つ。しかし、どのような方法でもそれに達するとは限りません。山はいくつもあって、道によりたどり着く頂上は異なっているのです。多くの人が正しい道を歩んでいるのではない現代に会っては特に、道は慎重に選ばなければなりません。もし、誤っていたなら、山を降りて別の道を探す謙遜さがどうしても必要です。方法は異なっていても行くつくところは同じなどと安心しているべきではありません。 |
格言:生ける犬は死んだ虎に勝る。
生きていることの大切さを強調したことわざ。他に、「命あっての物種」「死んで花実が咲くものか」。生きていればこそ素晴らしい経験もできるのです。一方、正しいことのために命を捨てることも美徳。他の人を助けるために命を捨てることほどに尊いことはありません。では、命を大切にしましょう。そして、必要な時は勇気を示しましょう。 |
格言:諦めは心の養生。
何事も諦めないことが成功のカギですが、諦めが肝心なときもあります。それは、どうにもならないときです。変化させることのできない状況です。そういうときはきっぱりと諦めましょう。くよくよ悩むのはうつ病の基です。どうにもならないことでくよくよするより、自分にできることに注意を向ける方が勝っています。しかし、それには諦めることが必要なのです。変化しない状況と付き合うにも諦めが必要です。 |
格言:一期一会。
出会いを大切にすることを教える、愛されている言葉。確かに、その出会いは一生に一度しかないかも知れません。そして、その出会いがあなたの人生を変えるかも知れないのです。しかし、それはあなたがその出会いをどう見なすかにかかっています。では、まず、その出会いがあなたにとって何を意味するかをよく考えて見ましょう。それから、大切にするために何ができるかを考えましょう。 |
格言:笑いは人の薬なり。
笑いが健康に良いことはよく知られています。それが体内のジョギングといわれているように、心臓を初め全身の良い運動になります。また、免疫を高めて病気に対する抵抗力を強化します。このことは癌の治療などでよく知られています。さらに、鎮痛剤のエンドルフィンを分泌することも知られています。何よりも良い気分転換になります。 |
格言:二度教えて一度叱れ。
教えるときの心得。教育の目的は良く理解させること。なぜ間違っているかを理解させないなら、単に叱っても何にもなりません。同じ過ちを繰り返すだけでしょう。さらに、叱るより褒めることの方が効果的。良いことをしたときには惜しみなく褒めることを忘れてはなりません。加えて、「ひそかにいさめて公に褒めよ」という通り、叱るときは人の気持ちに配慮しましょう。 |
格言:ちょっとなめたが身の詰まり。
悪事にはまり込んでしまった場合の多くは、味見程度のつもりで始めたこと。タバコ、賭け事、盗みなどはみなそうではないでしょうか。ですから、ちょっとの味見を軽く見てはなりません。始めからきっぱりと退けることが大切なのです。後からそれを改めるのはなかなか大変なことなのです。 |
格言:長者富に飽かず。
人間の欲望には限界がないようです。贅沢にはきりがないのです。その生活に慣れるとその水準を下げることはなかなかできないといわれています。ですから、生活水準を維持するために毎日あくせく働かざるを得なくなります。簡素な生活で満足するということは本当に難しいことなのです。 |
格言:知らぬが仏。
知らなければ仏(?)のように安らかな気持でいられるということ。「聞かぬが仏」ともいうがこれは知恵。不必要なことや他の人のうわさに耳を傾けて気をもむのは愚かなこと。とかく人は悪口を言うものなのです。もっとも、時には自分がどんな人間と見られているのか、信頼の置ける人に率直に語ってもらうのは益になります。自分を客観的に見て改善する助けになるでしょう。 |
格言:立つより返事。
礼儀の本質は他の人の気持ちに配慮を示すこと。細かなマナーを覚えてもそうした配慮に欠けるなら何の意味もありません。呼ばれたら直ぐ返事せよ、というこのことわざも、呼ぶ人の気持ちに立って考えると良く理解できます。単に、返事の方が大切と覚えても仕方がないでしょう。では、あなたはどのように他の人の気持ちに配慮を示しますか。 |
格言:立つ鳥跡を濁さず。
立ち去る者の心得。一騒動引き起こしてから立ち去るのは後に残されたものにとって迷惑なこと。残された者たちに対する心遣いを示したことわざ。残された者に後始末させることのないようにしたいものです。権力のある人なら、忠節な部下が後で不利な扱いを受けることのないように配慮すべきでしょう。立ち去るときは後によく気を配り、他の人の気持ちに配慮を示しましょう。 |
格言:人事を尽くして天命を待つ。
最善を尽くして結果を天に任せる、という心境に達したなら素晴らしいでしょう。それにはまず自分に出来ることを努力して行なうことが必要です。同時にここで教えているのは、自分に出来る以上のことは思い煩っても何にもならないということです。しかし、最善を尽くしたのであれば後悔はしなくてすむでしょう。後悔することがあったとしても過度に自分を責めないようにしましょう。大切なのは過ちを繰り返さないことなのです。 |
格言:習慣は第二の天性なり。
生活の中の行動の多くは自動化されています。朝起きて顔を洗い・・・。これにより次に何をすべきかを改めて考えずにすみます。この自動化された行動パターンつまり習慣が良いか悪いかは大きな影響を及ぼします。良い生活習慣は健康に役立ちます。病気のもっとも大きな要因は生活習慣なのです。さらに、勉強の習慣がついているなら成績は向上するでしょう。習慣は進歩と密接なつながりがあるのです。どきどき自分の習慣を反省してみるのは良いことです。 |
格言:桜は花にあらわる。
さらに、進んで、生み出す実(さくらんぼ)を見れば、桜の木であることはもっとはっきりするでしょう。例えば、知恵か否かはその結果によって明らかになります。また、宗教も何を生み出しているかにより良い宗教か否かが分かります。人も生き方やその友を見れば分かります。「善悪は友を見よ」と言われると通りです。 |
格言:先んずれば人を制す。
人を蹴落としても有利に立とうとする、競争社会の知恵。先手が有利な場合は確かに多くあります。例えば、ゲームでは先手必勝のもが多くあります。もちろん人生においては必ずしもそうではありません。一つの理由は偶然という要素が関係してくるからです。しかし、ここで重要なことは人生は他の人との競争ではないということです。人生においては人を制することより、人を喜ばせることのほうが優れているのではないでしょうか。譲ることも大切なのではないでしょうか。そうです、愛は全てのものに勝っているのです。 |